「比翼連理の果て」振り返り

プロジェクト「Act」Tokyo第二回公演「比翼連理の果て」は、7月16日に無事閉幕いたしました。


今回は「介護」という誰しもが避けては通れない社会問題と、現代、もしかすると希薄になっているかもしれない「夫婦の愛情」というふたつのテーマを取り上げてお送りしました。

公演は多くのお客様にご来場いただき、そして想定をはるかに上回るご反響をいただきました。


この場を借りて心よりお礼申し上げます。



今回の舞台の企画が始まったのは、今年の2月末。

1月の第一回公演から半年以内に2回目をやろうと決めていたので、台本の制作は急ピッチで進めました。

3月の末に台本の準備稿が完成し、キャストの募集が始まりました。


ます真っ先に応募してくれたのはベテラン俳優の桜龍さん。

桜さんは現代で新聞社部長の吉田役、回想では大企業社長の若槻役とそれぞれ脇役的なポジョションをお願いすることに。難しい役どころでしたが見事に演じてくれました。


次に出演が決まったのは寺尾海史さん。(写真右)
回想シーンの主人公である茂男を主に演じて頂きました。役作りを熱心にする方で日に日に話し方や表情が変わる様は見ていて頼もしかったです。
 写真右が今回初舞台という20歳の長宏人さん。山岡の交際相手で現代人の象徴的なポジョションの原役をお願いしました。
上写真右の着物姿の大和撫子は回想の幸江役の高橋寛香さん。
衣装の着物などは彼女自身が選んで自前で購入するなど、今回の公演にかける思いは人一倍だったと思います。
前回公演に引き続き主に回想の幸江の亭主加藤を主に演じて頂いたのは白岩太郎さん。

迫力の演技でした。

特に前座のコメディでは、全く違った一面を見せてくれて、内面の豊かさに驚かされました。

 深澤謙司さんには、この作品の重要な役の一人である現代の茂男を演じて頂きました。
 ラストシーンの表情は多くの観客の涙を誘いました。
 下写真左の韓国人女優の姜旻知さんには弁護士の藤木役を演じて頂きました。
台詞は弁護士だけに日本人にも難しい専門用語がズラリとありましたが、彼女の努力でそれをこなし、また元々の情熱もうまく引き出し怜悧かつ熱血的な弁護士として演じてくれました。

今回直前での参加となったのがケアマネージャー宮本役の道さわこさん。(上写真右)

直前の参加ながらケアマネージャーという役柄をよく表現していたと思います。

アクトのメンバーにて今回主演と言える新聞記者山岡に抜擢したのが大関愛。
また回想シーンでは若槻の姪っ子節子を完璧に演じ分けるなど、今回の公演を通して大きく成長を見せました。
赤木順香には回想の幸江、コメディでは里美を演じてもらいました。

幸江では凛とした昭和の女性を好演しました。

またコメディでは彼女の男勝りな部分が前面に出てそれぞれ違った一面をよく演じていました。

※幸江の写真はありませんのでご容赦ください。

浜本知伸は茂男の孫の美希を演じました。

元々感情表現豊かな彼女が感情を表に出さない普通の大学生を演じるのにずいぶんと苦労しているように見えました。

しかし、筆者個人としては、美希の秘めた純粋さが彼女の持つ純粋な部分と混ざり合い、個性的な演技になったと思っています。
・・・最後に。

この第二回公演はキャスト全員がこの作品を良くしようと時に全員で時に個々で様々な努力や創造的工夫をし、限られた時間中で知恵を出し合い、みんなが一つのベクトルに向かって突き進んでいき、結果的に非常にまとまりのある作品に仕上がったと思っています。

それでも恐らくキャストのみんなが納得のいく作品にまで達しなかった原因は筆者の演出力、企画力などの力不足によるもので、その点本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

しかし、このような作品を素晴らしいキャストと共に作り上げることができたことに感謝しています。

今回得た教訓やエネルギーを糧にプロジェクト「Act」Tokyoという団体の成長をさせ、今回お客様を含め皆さんから頂いたご恩を様々な形でお返ししていきます。


お疲れ様でした。ありがとうございました。それではまた会う日まで!

2018.7.24 安城龍樹

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